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ホワイトニング後の色戻りを防いで白い歯を保つ3つの方法

ホワイトニング後の色戻りを防いで白い歯を保つ3つの方法

「ホワイトニングをしたけれど、どのくらい白さが続くのかな?」

「色戻りが不安だな…」

ホワイトニングをした後、このように心配になる方もいるのではないでしょうか?

残念ながら、ホワイトニングした歯の白さは永遠には続きません。

それでもせっかく白くしたのだから、なるべく長く白いまま保ちたいですよね。

この記事では、ホワイトニングをした後の色戻りを防いで、白い歯を保つための方法をお伝えします。

この記事の監修者

ホワイトニング後の色戻りを防ぐ方法

ホワイトニング後には必ず色戻りが起こります。

しかし、色戻りを遅くすることで白さを長く保つことができます。

ホワイトニング後の色戻りを防ぐための方法を3つ紹介します。

食事とタバコに気を付ける

ホワイトニングの色戻りに大きく関係しているのが、色の濃い食べ物や飲み物です。

特にポリフェノールを多く含む食品は着色しやすいとされています。

よく耳にするタンニンやカテキンもそのひとつです。

そのほか、着色性を持つビタミンの摂取にも注意が必要です。

ビタミンB-6、B−12の黄色、ビタミンA、β-カロテンの赤色が歯に着色しやすいと言われています。

また、タバコのヤニ(タール)も色戻りの原因となります。

ホワイトニング期間中からこれらのものを控えることで、色戻りを防ぐことができます。

色戻りを防ぐために気をつけたい食品

  • 烏龍茶など色の濃いお茶
  • コーヒー、赤ワインなど色の濃い飲み物
  • コーラなど色がついた炭酸飲料
  • ココア、チョコレート
  • カレーなど色の濃い食事
  • 醤油やソースなど色の濃い調味料
  • 緑黄色野菜や果物など食材自体の色が濃いもの

色の濃い食事をとるときの対処法

着色しやすい食品はかなり多く、全てを回避することはとても難しいことです。

食事会や飲み会などでどうしても食事を取らなければいけない機会もあるでしょう。

そんなときは以下の対処法をとることで食事を楽しむことができます。

色の濃い飲み物はストローを使い、歯の表面に触れないようにする

食事のあとはなるべく早く口をゆすぐ、または歯磨きをして色素を洗い流す

食事前に牛乳を飲んで歯に膜を作る

ホワイトニング用の歯磨き粉を使う

歯磨きのときにホワイトニング用の歯磨き粉を使うことで、付着したばかりの着色や、弱い着色ならば自分で落とすことができます。

歯磨き粉に配合されている成分によって着色の落とし方に違いがあります。

主なおすすめ成分を紹介しますので、歯磨き粉選びの参考にしてください。

ホワイトニング後に色戻りが起こる原因とは

ワインを飲む男女

色戻りの原因を説明する前に、ホワイトニングをすることでどのように歯が白くなっているのか知っておく必要があります。

ホワイトニングは2つの作用によって歯の色を白く見せています。

1つ目は歯に沈着した色素が薬剤による化学反応で分解され目立たなくなること。

2つ目は歯の表面を曇りガラス状に変化させ、乱反射を起こすことで象牙質の黄色味を隠していること。(マスキング効果)

つまり、この2つの効果が薄れてきたときに色戻りが起こります。

色の濃い食事による着色

通常、私たちの歯の表面にはペリクル(唾液タンパク)という膜で覆われています。

このペリクルは酸に対してとても強く、歯を守る保護膜の役割があります。

ホワイトニング直後の歯はこのペリクルが剥がれた状態になります。

ペリクルは12〜24時間以内に再成形されると言われています。

また、ペリクル自体にも着色がつきやすいため、特にホワイトニング直後の食事には気をつけなければなりません。

しかし、どんなに気をつけていても、色の薄いものや白いものだけを食べ続けるには限界があります。

色の濃い食事により、少しずつまた歯に色素が沈着されていき、色戻りの原因となります。

歯の再石灰化

私たちの歯の表面は、リンとカルシウムが溶け出す「脱灰」と唾液からリンやカルシウムを取り込む「再石灰化」を繰り返しています。

再石灰化は元に戻ろうとする力です。

ホワイトニングで曇りガラス状になった歯の表面が、この再石灰化によって元の状態に戻ることで、再び象牙質の黄色味が目立ち始めるようになります。

目の慣れ

ホワイトニング直後は、歯の表面のエナメル質から水分が抜けて脱水症状を起こしているような状態になり、チョークのように透明感のないはっきりとした白さをしています。

唾液や飲み物から水分を取り込むことにより、透明感は戻るのですが、一緒に少し白さも戻ってしまいます。

これを繰り返しながらより白くなっていくのですが、ホワイトニング直後の歯に見慣れてしまうと、少しの着色や色戻りでも元に戻ってしまったかのような印象を受けることがあります。

各ホワイトニングにおける色戻りするまでの期間

歯の模型

クリニックで行うホワイトニングは大きく2つに分けることができます。

どのようなホワイトニングを選択するかによって、色戻りの時期に違いが出ます。

ただ、食事の気をつけ方や歯の再石灰化の早さなどには個人差がありますので、参考程度に捉えてくださいね。

オフィスホワイトニングは3ヵ月〜6ヵ月程度

クリニックで行うホワイトニングです。

ホワイトニング薬剤の主成分である過酸化水素水は危険物第6種に分類されている劇物であるため、有資格者である歯科医師や歯科衛生士しか取り扱うことができません。

オフィスホワイトニングでは、25〜35%の高濃度の過酸化水素水を使うので、歯が白くなるスピードはとても早いです。

反対に、色戻りが起こり始める時期も早く、ホワイトニング後3ヵ月〜6ヵ月くらいが色戻りするまでの期間だと言われています。

ホームホワイトニングは6ヵ月〜1年程度

自宅で行うホワイトニングです。

歯科医師や歯科衛生士ではなく自分で行うホワイトニングなので、薬剤の主成分は過酸化尿素です。

10%程度の低濃度の薬剤を使用するため、はっきりと歯が白くなったと感じるまでには1ヵ月ほど時間がかかります。

ゆっくり時間をかけて白くなっていくため、色戻りが起こるのも6ヵ月〜1年後頃だと言われています。

ホームホワイトニングは薬剤をマウスピースに注入して装着するホワイトニングです。

マウスピースが使える限り、薬剤さえ購入すればいつでもタッチアップ(再ホワイトニング)が可能です。

デュアルホワイトニングは1年程度で一番長く保つ

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを合わせたものです。

2つを組み合わせて行うことで短期間で白くなり、長く効果を維持できます。

色戻りするまでの期間は約1年ほどと言われています。

デュアルホワイトニングも、ホームホワイトニングと同様のマウスピースと薬剤を使うので、気になったときに手軽にタッチアップをすることができます。

注意したい!サロンで行うセルフホワイトニング

美容室などのサロンで行うホワイトニングは、歯科医師や歯科衛生士が在籍しないためクリニックで使われている高濃度のホワイトニング薬剤が使えません。

そのため、セルフホワイトニングのほとんどが歯の表面の着色を落とすものや、資格がなくても取り扱える薬剤の白さを定着させるものです。

歯、そのものを漂白することはできないので、ホワイトニング後の白さの維持のために使われることをおすすめします。

ホワイトニング後のメンテナンスの重要性

カウンセリングを受ける女性

ホワイトニング後にクリニックで定期的にメンテナンスを受けることが重要です。

メンテナンスを受けることで自身の口腔内への興味意識が上がり、さらにホワイトニング後の色戻りも防ぐことができます。

定期的なメンテナンスで着色除去、むし歯や歯周病の予防

3ヵ月に1度を目安にメンテナンスを受けましょう。

プロによるクリーニングを受けることで、落としきれなかった細かな着色も除去できます。

さらに、むし歯や歯周病の早期発見にも繋がります。

タッチアップ(再ホワイトニング)の時期や方法を教えてくれる

ホワイトニングは続けることで白さを維持できます。

一度ホワイトニングをしていると、色戻りがあってもタッチアップをすることですぐに白さを取り戻すことができます。

また、定期的にメンテナンスに通うことでホワイトニング前に撮影した写真などと比べながら、どの程度色戻りが起こっているのか確認することができます。

どの時期にどのようなホワイトニング方法で行えばいいか、最適なタッチアップ方法を見つけてくれます。

もっとキレイになるための相談できる

ホワイトニングで白い歯が手に入ると、今まで気にならなかったことが気になりだすことがあります。

「銀歯も白くしたい」「歯並びが気になりだした」「詰め物をやり直したい」など、気になったことを相談することができるので、もっとキレイになるための情報を得ることができます。

色戻りを防いで、ホワイトニング後の白さを維持しよう!

  • 色の濃い食事やタバコを控えること
  • 色の濃い食事を取るときはストローや牛乳の膜で歯に直接触れないようにし、食後早いうちに歯磨きで洗い流すこと
  • 毎日のケアにホワイトニング用の歯磨き粉を使うこと

この3つのことに注意することで、ホワイトニング後の色戻りを防ぐことができます。

また、色戻りが起こっても定期的なメンテナンスとタッチアップを行うことで白さを維持することができるので心配いりません。

手に入れた白い歯を長く保って、笑顔に自信のある毎日を送りましょう。